こんにちは。Pchan(ピーちゃん)です。
私は2020年の夏に人生で初めての転職を経験しました。
この度、2021年4月でその転職先の企業を退職します。今回は、その決断に至った経緯とこれからについてお話したいと思います。
退職理由ですが、結論としては嫌な仕事を無理に続けるのはリスクだと感じたからです。
詳しく説明する前に、そもそもなぜ転職しようと思ったのかについてお話したいと思います。
まだコロナが流行りだす前の2019年、当時在籍していた企業の業績が思わしくなく、ボーナスが満額(4ヶ月分)が支給されることが稀になっていました。
このような状況から、もっと将来性のある業界に乗り換えるのと給与アップを目的に転職活動をスタートさせました。
また、この頃から、副業に興味を持ち始めていて、とあるYouTuberの「ゼロから副業で収益を出すより給与アップする企業に転職する方が早い。」という言葉に納得したという背景もあります。
そしてのんびりと転職活動していく中で自分が満足できる待遇の企業から内定を貰えたのが、2020年4月ということになります。
転職してみて
副業する前提で転職先に入社したのですが、新しい環境に適応していくので精一杯で副業する心の余裕がありませんでした。
あと企業の文化も自分には合っていませんでした。自分は組み込みエンジニアとして働いていたのですが、
- 過去のソフト設計資料がほとんど残っていない
- 現在進めているプロジェクトの開発でも設計書を残していない
- 上司は基本的に仕事をピンポイントで投げ、あとは放置
といった状況でした。
入社して序盤の方は割と簡単な仕事を任されていました。資料を残さない方針に疑念を抱きつつも、
「あぁ~面倒な資料を作らなくて良いし、こっちのが効率良いかもなぁ。」
「作る成果物が少ないから上司に説明する場が無くて、詰められることが無いやぁ。」
と当時は呑気なことを考えていました。
入社からある程度時間が経ち、自分が経験の無い技術分野の担当を任せられました。
そこから負荷が重い仕事を振られるようになり、仕事の進捗率がガクンと落ちてきました。
- ソフトの構成を把握したいが設計書は無い
- 今までこなしてきた仕事はどれもピンポイントで、点の知識に留まったまま(それらが線になって繋がってこない)
- 上司に相談しても「とりあえず取引先のベンダに聞いてください」との返答
- 社員相談室に相談しても「場数を踏むしか無い」とのこと
- 職場の人と雑談をする機会が全くない
秒で職場が嫌いになりました。ひとまず次の職場はすぐに決めなくて良いから、まずはこの環境から退散することにしました。
退職に踏み切った理由
今の環境が自分に合っていないことを自覚したわけですが、「入社してから1年も経っていない若造がすぐ辞めるなんてさすがに根性無さすぎじゃないか?世間はそんな俺をどう見る?」と葛藤する日々が続きました。
「あと半年続けたら今の環境に適応して仕事が楽しくなってくるかも知れない!」そんなことも考えました。
しかし、成果物もろくに作らず部下を放置するような文化に自分は染まりたくないと感じたし、シンプルにこの仕事をしている自分が不幸だと明確に認識して退職に踏み切りました。
そもそも世間は自分に興味はないし、世間の目を気にしている時点で自意識過剰だなと思います。
「今辛いことを耐えて乗り切ったら、将来は安泰だ」という価値観が広く浸透しているように感じますが、どうなんでしょうか。
現代は変化が激しくて、企業にずっと残り続ける就業スタイルこそリスクがあるという意見もを目にしたことがあります。
安定した収入が見込める企業勤めの正社員という肩書のために、やりたくないことを自分の時間と精神を擦り減らしてまでやる必要は無いと私は感じました。というよりも自分はそれに耐えられなかったという表現のほうが正しいかも知れません。
正社員の方を否定したいわけではありません。企業の中で自分のやりたいことを実現できて、難易度も丁度良い、そして人間関係が良好という環境なら私も飛び込みたいです。
ただ、上司ガチャという言葉があるように自分の上司は自分で選べません。ここはかなり運が絡む部分になります。加えて自身の職場の満足度は上司によって7割決まるという調査結果もあるようです。
自分で選びとれない要素が職場の満足度に7割も影響するのならば、満足の行く職場を探すのはとても苦労すると思います。
これからについて
会社を辞めた訳ですが、しばらくの間はフリーターとして生活していこうと思っています。
家賃の安いところに引越して、生活コストを落として、週4程度のアルバイトで生活していく予定です。
アルバイトも結局のところ雇われの身なので、自分が感じる不満点がすべて解消するわけでは無いと思います。
しかし、責任も小さく、気軽にジョブチェンジ出来るというメリットもあり、現状の不満を大きく軽減できると考えています。
空いた時間は副業に取り組んでみて運良くどれかがヒットすれば、それを軸に生活費を賄っていこうかなという展望です。