はじめに
近年、ストレスを抱える人が増える中で、お酒を飲むことでストレスを解消しようとする人も多くいることは事実です。しかし、お酒とストレスの関係性には様々な側面があり、その影響についても深く探っていく必要があります。
そもそもなぜストレス解消にお酒なのか？
まず、そもそもなんでお酒=ストレス解消ってイメージがあるのでしょうか？
脳内物質の影響
お酒でストレスが解消される理由の一つに、アルコールが脳内のドーパミンという神経伝達物質の放出を促すことが挙げられます。ドーパミンは、快感や報酬系に関与する物質であり、その放出によって心理的なストレスを軽減することができます。また、アルコールを摂取することでリラックス効果があるため、緊張や不安を和らげることもできます。
アルコールのデメリット
しかし、一方でお酒を飲みすぎることで、ストレスが逆に増大することもあります。アルコールは中枢神経を麻痺させるため、一時的にはストレスを軽減できるかもしれませんが、その後にやってくる二日酔いや身体的な不調などによって、ストレスが増大することがあります。また、飲み過ぎによって精神的なバランスが崩れ、逆にストレスが増幅されることもあります。
さらに、お酒を飲んだ状態でストレスを抱えていると、その後の睡眠にも影響を与えることがあります。アルコールを摂取することで、睡眠の質が悪化することがあり、熟睡感が得られないために翌朝になっても疲れが残ることがあります。また、二日酔いによって頭痛や吐き気などの症状が出て、ストレスが増大することもあります。
何事にもバランスが重要
以上のように、お酒とストレスの関係性にはメリットとデメリットがあります。お酒を飲むことでストレスを解消することは一時的には可能ですが、適量や飲むタイミングなどには注意が必要です。過度な飲酒は逆にストレスを増大させることがあり、身体的・精神的な健康に悪影響を与えてしまいます。
そこでアルコールのデメリット極力抑えてうまくお酒と付き合っていく方法をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
お酒と上手くつきあっていく方法8選
アルコールの代替品を探す
アルコールを飲むのがストレス解消法として定着している方には、アルコール以外の代替品を探すことをおすすめします。代替品には、ハーブティーや、カフェインレスのコーヒーや紅茶、ジュースなどがあります。また、ストレスを解消するためのスポーツドリンクやアロマテラピーもおすすめです。アルコール以外の代替品を探すことで、アルコールが健康に与える影響を減らし、ストレスを解消することができます。
個人的におすすめなのは炭酸の入ったノンアル飲料です。最近のノンアル飲料は味のレベルが格段に上がってきていてお酒を遜色ないようなものまであります。わたしがよく飲むのはサントリーのノンアル晩酌レモンサワーとタカラ辛口ゼロボールです。
ストレス発散法を取り入れる
ストレスをため込まず、定期的にストレスを発散することが大切です。ストレス発散法は人それぞれですが、運動やヨガ、マッサージ、アロマテラピー、散歩、瞑想、音楽鑑賞など、自分に合った方法を見つけて実践することが重要です。また、SNSやスマホを使ってストレスを発散することは逆効果になることがあるので注意が必要です。
飲み方を工夫する
アルコールを飲むときは、適量を守ることが重要です。また、飲み方を工夫することで、アルコールが健康に与える影響を減らすことができます。例えば、アルコールを飲む前に食事を摂ることで、アルコールの吸収を遅らせることができます。また、アルコールを飲むときは、水やジュースなどを飲みながら、適度に水分を補給することも大切です。
睡眠を十分にとる
アルコールを飲むと、睡眠の質が低下することが知られています。アルコールを飲む前に、十分な睡眠をとることで、アルコールが健康に与える影響を減らすことができます。また、アルコールを飲んだ後は、しっかりと睡眠をとることが大切です。アルコールを飲んだ後は、入眠は早くなりますが、深い眠りが得られないため、熟睡することができません。アルコールを飲んだ後は、寝る前に十分な水分補給を行いましょう。
リラックスする時間を作る
ストレスを感じると、交感神経が刺激され、心拍数や呼吸数が増加します。そのため、リラックスする時間を作ることが、ストレス解消につながります。例えば、お風呂に入る、ヨガをする、マッサージに行く、好きな音楽を聴く、好きな本を読むなど、リラックスする方法は様々あります。日々の生活の中で、少しでもリラックスする時間を作るように心がけましょう。
コミュニケーションを大切にする
ストレスを感じている時は、人と話をすることで気持ちを共有することが大切です。友人や家族、専門家など、信頼できる人と話をすることで、ストレスを解消することができます。また、自分がストレスを感じていることを相手に伝えることで、理解してもらえることがあります。
趣味を持つ
自分の好きなことに没頭することは、ストレス解消につながります。趣味は、自分自身をリフレッシュする時間として重要です。趣味に没頭することで、自分自身を取り戻すことができ、ストレスを解消することができます。また、趣味を通じて、新しい人との出会いが生まれることもあります。
時間管理をする
ストレスを抱えていると、やらなければならないことが山積みになり、時間が追いつかないと感じることがあります。このような状況では、時間管理が重要です。自分に合ったスケジュールを立て、優先順位をつけ、達成できる目標を設定することで、時間の効率的な使い方ができます。また、達成感が得られることでストレスを減らすことができます。
おわりに
ストレスとお酒の関係性と、身体的・精神的な健康を保つための方法についてまとめてみました。
日々の生活の中で、自分に合った方法を見つけて実践し、ストレスを解消していきましょう。
